
jQueryで要素が属性を持っているか判定する方法まとめ
jQueryを使ってHTML要素が特定の属性を持っているかどうかを判定する方法を、複数のコード例とともに分かりやすく解説します。 `attr()`、 `prop()`、 `hasAttribute()` メソッドの違いや使い分けについても詳しく説明し、それぞれのメリット・デメリットを理解することで、より適切なコードを選択できるようになります。
jQueryで属性の存在判定:3つの主要メソッド
jQueryで要素が特定の属性を持っているかどうか判定するには、主に以下の3つのメソッドが使われます。
| メソッド | 説明 | メリット | デメリット | 
|---|---|---|---|
| attr() | 属性の有無だけでなく、値の取得にも活用できる便利なメソッド。ただし、チェックボックスやラジオボタンなどの状態を表す属性には不向きな場合も。 | シンプルで直感的に使える。 | プロパティと属性の区別が曖昧な場合がある。 | 
| prop() | チェックボックスやラジオボタンなどの状態を表す属性 (checked, selectedなど) の判定に最適。 | JavaScriptのプロパティにアクセスするため、正確な状態を取得できる。 | HTML属性として定義されていないプロパティにはアクセスできない。 | 
| hasAttribute() | 属性の存在有無だけをシンプルに判定したい場合に便利。 | 属性の存在判定に特化したメソッドなので、コードの意図が伝わりやすい。 | 属性値を取得することはできない。 | 
attr() メソッド
attr() メソッドは、指定した属性の値を取得したり、設定したりするために使用します。属性が存在するかどうかを判定する場合は、戻り値が `undefined` かどうかを確認します。
<div id="target" disabled></div>
<script>
  if ($('#target').attr('disabled')) {
    // 属性'disabled'が存在する場合の処理
    console.log('disabled属性が存在します');
  } else {
    // 属性'disabled'が存在しない場合の処理
    console.log('disabled属性は存在しません');
  }
</script>
prop() メソッド
prop() メソッドは、要素の プロパティ にアクセスします。チェックボックスやラジオボタンなどの状態を表す属性 (checked, selectedなど) の判定に最適です。
<input type="checkbox" id="checkbox">
<script>
  if ($('#checkbox').prop('checked')) {
    // チェックボックスがチェックされている場合の処理
    console.log('チェックされています');
  } else {
    // チェックボックスがチェックされていない場合の処理
    console.log('チェックされていません');
  }
</script>
hasAttribute() メソッド
hasAttribute() メソッドは、指定した属性が要素に存在するかどうかを判定します。属性値を取得する必要がない場合は、このメソッドが最もシンプルです。
<div id="element" data-id="123"></div>
<script>
  if ($('#element').hasAttribute('data-id')) {
    // 属性'data-id'が存在する場合の処理
    console.log('data-id属性が存在します');
  } else {
    // 属性'data-id'が存在しない場合の処理
    console.log('data-id属性は存在しません');
  }
</script>
属性名を含んでいるか判定する方法
特定の文字列が属性名に含まれているかどうかを判定する場合は、 indexOf() メソッドを使用します。
indexOf() メソッド
<div id="element" class="item active"></div>
<script>
  if ($('#element').attr('class').indexOf('active') !== -1) {
    // 'active'というクラス名が含まれている場合の処理
    console.log('activeクラスが含まれています');
  } else {
    // 'active'というクラス名が含まれていない場合の処理
    console.log('activeクラスは含まれていません');
  }
</script>
まとめ
jQueryで要素が属性を持っているかを判定する方法は、 attr(), prop(), hasAttribute() など、状況に応じて使い分けることが重要です。本記事で紹介したメソッドの違いやメリット・デメリットを理解し、適切な方法を選択することで、より効率的で可読性の高いコードを書くことができます。
QA
- 
    Q: attr()とprop()の使い分け方がよく分かりません。
 A: 基本的に、HTML属性として定義されているものはattr()を、JavaScriptのプロパティとして定義されているものはprop()を使用します。特に、チェックボックスやラジオボタン、選択ボックスなどの状態を表す属性はprop()を使用してください。
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    Q: hasAttribute()は属性値を取得できないのですか?
 A: はい、hasAttribute()は属性の存在有無のみを判定するメソッドのため、属性値を取得することはできません。属性値も必要な場合は、attr()を使用してください。
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    Q: 属性名の一部だけを判定することはできますか?
 A: はい、indexOf()メソッドを使用することで、属性名の一部が含まれているかどうかを判定することができます。
その他の参考記事:jquery src 取得