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JavaScript の else if 文について
JavaScript は、ウェブサイトにインタラクティブ性や動的な機能を追加するために欠かせないプログラミング言語です。その中でも、条件分岐はプログラムの流れを制御する上で重要な役割を果たします。今回は、複数の条件に応じて処理を分岐させる際に便利な else if 文について解説していきます。
else if とは:複数条件の分岐に
else if は、 if 文と組み合わせて使用され、複数の条件分岐を実現します。基本的な構文は以下の通りです。
if (条件1) {
    // 条件1が true の場合に実行される処理
} else if (条件2) {
    // 条件1が false で、条件2が true の場合に実行される処理
} else {
    // 条件1、条件2ともに false の場合に実行される処理
}
上記のように、 else if は if 文の後に記述し、さらに条件式を指定します。プログラムは上から順に条件式を評価し、 最初に true となった条件式に対応する処理ブロックだけを実行 します。
実例:点数によって評価を判定するプログラム
以下のような点数に基づいて評価を判定するプログラムの例を見てみましょう。
| 点数 | 評価 | 
|---|---|
| 90点以上 | A | 
| 80点以上 | B | 
| 70点以上 | C | 
| それ以外 | D | 
上記のような評価判定を行うプログラムは、 else if を使って以下のように記述できます。
<script>
const score = 85;
let grade;
if (score >= 90) {
    grade = "A";
} else if (score >= 80) {
    grade = "B";
} else if (score >= 70) {
    grade = "C";
} else {
    grade = "D";
}
console.log(grade); // "B"と出力される
</script>
上記の例では、変数 score に格納された点数に基づいて if 文と else if 文で条件分岐を行い、評価を判定しています。 else 文は、どの条件にも当てはまらない場合の処理を記述するために使用します。
まとめ
else if 文を使うことで、複雑な条件分岐をわかりやすく記述することができます。 if 文と else if 文を組み合わせることで、プログラムの表現力を大きく広げることが可能です。
参考文献
よくある質問
- Q1: 
else if文は何個まで記述できますか? - A1: 
else if文はいくつでも記述することができます。ただし、あまりにも多すぎる場合は、switch文など、他の構文の使用を検討する必要があるかもしれません。 - Q2: 
else文は必ず記述する必要がありますか? - A2: 
else文は必須ではありません。どの条件にも当てはまらない場合に特別な処理が必要ない場合は省略できます。 - Q3: 
if文の中にif文を記述することはできますか? - A3: はい、可能です。 
if文の中にif文を記述することで、より複雑な条件分岐を実装することができます。これをネスト構造と呼びます。 
その他の参考記事:JavaScript の条件文