
JavaScriptにおける変数とは?
変数は、プログラミングにおいて非常に重要な概念です。変数を理解することは、JavaScriptをはじめとするプログラミング言語を学ぶ上で欠かせません。 変数とは、簡単に言うと「データを入れる箱」です。 この章では、変数の基礎から具体的な使い方、注意点まで詳しく解説していきます。
変数の基礎知識
変数とは、文字列や数値など、さまざまなデータのための名付けされた保管場所のことです。 変数にアクセスすることで、格納されたデータをあとから参照したり変更することができます。 ネームステッカーが貼られた”箱”をイメージすると、変数という概念をかんたんにイメージすることができます。
| 箱 (変数) | 中身 (データ) | 
|---|---|
| name | "太郎" | 
| age | 20 | 
JavaScriptで変数を宣言するには、var、let、constのいずれかのキーワードを使用します。
var, let, const の違い
var、let、const は、それぞれ変数のスコープ(有効範囲)や再宣言、再代入の可否が異なります。
| キーワード | スコープ | 再宣言 | 再代入 | 
|---|---|---|---|
| var | 関数スコープ | 可能 | 可能 | 
| let | ブロックスコープ | 不可能 | 可能 | 
| const | ブロックスコープ | 不可能 | 不可能 | 
基本的には、letとconstを使用することをおすすめします。 varは古い書き方であり、予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。
変数の宣言と代入
変数を宣言するには、以下のように記述します。
// letを使って変数を宣言する
let message; 
// constを使って定数を宣言する
const PI = 3.1415926535;
変数に値を代入するには、以下のように記述します。
// 変数messageに文字列"こんにちは"を代入する
message = "こんにちは"; 
// 変数ageに数値25を代入する
let age = 25; 
変数の使用例
変数を使用することで、動的なプログラムを作成することができます。例えば、ユーザーの名前を表示するプログラムは、以下のように記述することができます。
// ユーザーの名前を格納する変数を宣言
let userName = "太郎"; 
// ユーザーの名前を表示する
console.log("こんにちは、" + userName + "さん!"); 
まとめ
変数は、JavaScriptに限らずプログラミングにおいて非常に重要な概念です。変数を理解することで、より複雑で動的なプログラムを作成することができます。
  変数の宣言には、var、let、constの3つのキーワードがありますが、基本的にはletとconstを使用することをおすすめします。
  変数を効果的に使用して、思い通りのプログラムを作成しましょう!
参考文献
よくある質問
Q1. 変数名に使用できる文字は?
A1. 変数名には、アルファベット、数字、アンダースコア(_)、ドル記号($)を使用することができます。ただし、数字を先頭に使用することはできません。
Q2. var、let、const どれを使えばいいの?
A2. 基本的には、ブロックスコープで再代入可能なlet、再代入不可能な場合はconstを使用します。varは古い仕様のため、使用を避けましょう。
Q3. 変数の値を変更するには?
A3. constで宣言した定数は変更できません。letやvarで宣言した変数は、再代入によって値を変更することができます。
その他の参考記事:JavaScript 変数